

その昔、琉球と呼ばれた王国、沖縄。この国を一つにまとめたのが、尚巴志(しょうはし)という人物です。琉球王国は、首里城を中心として栄え、中国や日本をはじめ、アジアの国々と盛んに交易を行いました。その頃の玄関口である那覇の港は、いつも海外から運ばれた物や外国人で溢れかえっていたと言われています。この当時、琉球は「レキオ」という名前で呼ばれ、国の様子は、ポルトガルの資料にも記録されています。1609年、琉球は薩摩藩に侵入され、その後日本文化の影響も受けながら、独特の文化を育てていきました。そして明治時代に入って、450年間続いた琉球王国はなくなり、琉球は沖縄県になりました。

長寿の島としても有名な沖縄。それを支えるのが、沖縄ならではの食文化です。琉球時代から、中国や東南アジア、朝鮮、日本と交易していた沖縄は、食生活の面でもそれらの国々からさまざまな影響を受けました。特に影響の強かったのが中国で、ブタ肉中心の料理が発達したのはそのためです。そんな沖縄に伝わる琉球料理は、王族が食べていた宮廷料理と、一般の庶民料理に分けられます。現在の沖縄はそこにアメリカ食文化の影響も加わり、沖縄そば、チャンプルー料理、ボリュームたっぷりのステーキやタコスなど、味覚は国際感覚豊かに広がっています。
